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谷間に木立ちからの光がこぼれ、坂を登りつめると爽やかな風が吹いてくる
深山幽谷には数多くの木立ちがあり、春はさくら、秋はもみじが美しい
休むことのない広島市内から近く三瀧観音として庶民の信仰を集めてきました
春はさくらが
初夏の参道に水音と風と新緑の光が広島市内に夏の日差しが強まるころ、JR可部線、横川駅から次の駅「三滝」から歩いて15分位緩やかの坂道を登り、三滝の境内に入ると、谷間の上から涼風が迎えてくれます。新緑に染まった深山幽谷への散策の始まりです。本堂まで20~30分、三滝の3つの滝、谷あいを流れる水の音、冷たい空気が気持ちよくていつまでも居たいくらいです。

秋はもみじ三滝に行くには、JRもありますが、市内から「広島バス」22号線もあります。バスの終点から少しばかりあるくと参道入り口ですので便利ですが、1時間に1本くらいしか便がないので予め行きかえりの時刻を調べておく必要があります。秋と言っても都会の9月は何処にいても厳しい残暑が続きますが、三滝の「深山幽谷」ではいち早く秋の到来を感じられます。11月半ばには朝晩ではだいぶ冷え込むようになります。参道にある紅葉もだいぶ進んできます。三瀧寺入口を入ってすぐ右の「多宝塔」の境内の紅葉が、多宝塔の朱塗りとあいまって一層美しように思われます。

冬は静かな参道冬の三滝参道は、三瀧観音の訪れるひとも少なく、とても静かでです。天気の良い日には、三瀧観音の本堂からさらに三滝山への続く山道へと、ハイキング、登山へと向かう健脚が通り過ぎていきます。参道は管理される方により秋に降り積もった落ち葉がきれいにされています。三つの滝の音も近寄ると冬の澄んだ冷たい空気から耳奥にしみこみます。谷に囲まれているので余り冷たい風に会うことはありませんが、深山幽谷の風情に見とれて、時折樹海の隙間から降り注ぐ雪と凍った石階段に気を付けてください。



多宝塔(たほうとう)
県の重要文化財。三間四面、本瓦葺き二層、和様と唐様の折衷様式。相輪は層搭型のもので、水煙をつけている
蟇股(かえるまた)や下層の柱、上層の亀腹(かめはら)など室町期の建築様式をとどめる美しい塔です
蟇股はその中に梵字で四天王の文字を彫っている。軒支輪の天女があでやかに彫られている。軒鼻に動物の彫刻
想親観音堂(そうしんかんのんどう)
親を偲んでお札を納める庶民信仰の根底が窺えます
石仏は三体が祀られておりますが、中央の石仏が最古です
原爆によりかなり破損しましたが元の姿に復旧しました
鐘楼(しょうろう)
赤縄橋を通り石段を上がると鐘楼あり、静かにお祈りしながら鐘をひとつつく
「手を合わせ鐘ひとつうちほとけの道」、と詠まれております
先ず一礼、次に一打、余韻を聴きつつ、合唱礼拝、連打は厳禁とされております
龍神堂(りゅうじんどう)
昔から水をつかさどる神様で、弘法大師様は唐から帰国される舳先に祀って帰られたそうです
龍神堂の再建に合わせて、本堂に保存されていた古い龍の彫刻が正面に飾られております
「のうまくさんまんだぼだなんめーがしゃにえいそわか」と書かれており真言宗のことでしょうか
補陀落の庭(ほだらくのにわ)
石組みが全部たっていることから別名「立石の庭」と言われております。正月三が日ともみじ祭りには参詣者に開放されるそうです。
茶室から庭の奥には2つ目の滝「梵音の滝」があります。約50mの絶壁の3段から落ちてくる滝は別名「大滝」と呼ばれ誠に見事です
補陀落の庭は昭和30年代後半に、茶室は50年代初期に建てられました。ダマイ・ラマ法王十四世はこの茶室に宿泊さたとのことです
三鬼権現堂(さんきごんげんどう)
三鬼権現さまとは806年弘法大師空海さまが弥山に修行された際に宮島弥山とご自身の守護神として勧請された鬼神様です
三体の鬼神様からなり、時媚鬼迅(じびきじん)追帳鬼神(ついちょうきじん)魔羅鬼神(マラキジン)と呼ばれております
この三鬼神のもとに全国の天狗たちが集まり、生けるもの全てを加護し、この三瀧寺がある三滝山の守護神となっているようです
魔崖仏群(まがいぶつぐん)
自然の懸崖(けいがい)または大石の表面を磨いて彫刻したもの
インド、中国に多く、日本では平安時代の大分県臼杵、栃木県大谷
この観音様が三瀧寺にお参りに訪れる人を見守っているのでしょう
三瀧観音本堂(みたきかんおんほんどう)
三瀧寺は高野山真言宗のお寺です。平安時代の建築様式の粋を集めて再建
堂内には、本尊の「聖観音像」の他多くの仏像が安置されている
怒気いっぱいの金剛力士像、不動明王に頭を握られた邪鬼
鎮守堂(ちんじゅどう)
参道の一番上にあり、風も通るので、参道を登った疲れをここでゆっく癒します
子供の狛犬を抱きかかえている母親の狛犬を隣で父親の狛犬が見守っています
梁上蛙股の牛の彫り物。天神様(菅原道真公)と牛にまつわる伝承縁起がある
三つ滝(みっつのたき)
第一の滝:約8m
第二の滝:約30m
第三の滝:約13m
無縁仏(むえんぼとけ)
原爆無縁仏
原爆無縁仏
原爆無縁仏
五音は中国、日本の音楽用語で音階を構成する5つの音ドレミソラのようです
三滝の境内にあるお茶屋さん。もみじの林に埋もれるように建っています
全く静かなところで、左から親鸞、道元、日蓮、空海の四人だそうです
六角形の机を囲んで皆で一休み。自然豊かで近くの水の音も優しい休息場所です
第一番の不動明から第十三番の虚空蔵菩薩まであり、仏像を拝みながら展望へ
三段の僅かな場所ですが眼下に広島の街並みが望めます。あれが比治山、、、
三滝寺の散策コース
三滝寺入口参道入口で「和の五音」を聴いて、案内板を見て、散策開始です
多宝堂境内朱塗りの多宝搭の美しさ感嘆。一周して建築模様の美しさ
各宗祖師の庭深い木々から漏れる光に照らされて背後に駒ヶ滝があります
駒ヶ滝古くから修行の場とされてきたパワースポットのようです
原爆供養短歌原爆体験の三十三首を選び、世界平和の祈りを込めて建立
梵音の滝四季変わる補陀落の庭と合わせて観て、音を聴くと最高です
六角堂東屋のような雰囲気で一休み、本堂までもう一息です
三瀧寺本堂金剛力士と不動明王。地蔵菩薩様と阿弥陀如来様が拝めます
幽明の滝お疲れ様でした。お帰りは足元の石段に
お気を付け下さい
さくら祭り
さくら祭り
慰霊祭
慰霊祭
もみじ祭り
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